2006年 11月 24日
鏡よ鏡 |
前漢代、2000年以上前の銅鏡である。
日光鏡と呼ばれているが、
中国のみならず、朝鮮半島、日本にも数多く伝来していて、
この当時の大陸との交流の活発さを知ることが出来る。
邪馬台国の卑弥呼が、魏の国から贈られたとされる鏡は、
三角縁神獣鏡と呼ばれ、淵が三角形でデザインされ、
中には神獣が描かれているものである。
そして、景初3年の銘が刻まれていると言われている。
鏡は権力の象徴とされ、王権を司る者には必要不可欠の物で、
卑弥呼が王杖を持ち鏡を手にする姿が、古代社会の人々に畏怖の念を
抱かせたであろう事は想像するに難くないものである。
こんな貴重な物を私は、小学5年の時畑で拾らいながら、
遠くへ投げ飛ばした記憶を痛恨事として今まで持ち続けていたのだが、
最近、現地まで足を運ばれる、古代中国の収集家の方と懇意になり、
この日光鏡を譲っていただいた事で、幾分気持ちに整理が出来たようである。
それにしてもこの時代の冶金技術の高さには感嘆するほかない。
日光鏡と呼ばれているが、
中国のみならず、朝鮮半島、日本にも数多く伝来していて、
この当時の大陸との交流の活発さを知ることが出来る。
邪馬台国の卑弥呼が、魏の国から贈られたとされる鏡は、
三角縁神獣鏡と呼ばれ、淵が三角形でデザインされ、
中には神獣が描かれているものである。
そして、景初3年の銘が刻まれていると言われている。
鏡は権力の象徴とされ、王権を司る者には必要不可欠の物で、
卑弥呼が王杖を持ち鏡を手にする姿が、古代社会の人々に畏怖の念を
抱かせたであろう事は想像するに難くないものである。
こんな貴重な物を私は、小学5年の時畑で拾らいながら、
遠くへ投げ飛ばした記憶を痛恨事として今まで持ち続けていたのだが、
最近、現地まで足を運ばれる、古代中国の収集家の方と懇意になり、
この日光鏡を譲っていただいた事で、幾分気持ちに整理が出来たようである。
それにしてもこの時代の冶金技術の高さには感嘆するほかない。
by yomezaka
| 2006-11-24 21:14
| 古道具